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KindleでWEB小説を読もう! Narou.rb 公開中

Narou.rb 2.8 をリリースしました

Narou.rbの新しいバージョンである2.8をリリースしました!
アップデートは gem update narou とコンソールで実行して下さい。

今回は要望が多かったファイル名固定機能などが含まれています。

以下リリースノートです。

setting.ini に項目がいくつか追加されます

title_date_format の拡張書式として $s、$t、$ns、$nt が追加されます

$s

 2045年くらいまでの残り時間(10分間隔)を4桁の文字列で埋め込めます。(hy34 のような感じです)

 利用方法としては、タイトルの先頭に付けることで電子書籍端末のタイトルソートで更新順に並べることを想定しています。

  1. enable_add_date_to_title を「はい」に設定
  2. title_date_format を「$s」に設定
  3. title_date_align を「タイトルの前」に設定
  4. title_date_target を「最新話掲載日」に設定
  5. 端末でタイトルのソート順を変更

 で掲載日順に端末でソート可能です。

Kindle端末で日本語が小説タイトルに一切含まれていないとソートがおかしいという報告があります。その場合は $t を使用して $s $t            あ とするとなんとか解決する模様です)

$t

 小説のタイトルそのものを埋め込めます。$t を利用することでタイトルの前後両方に日付等を付与することが可能になります。

 $t が使用された場合は title_date_align は無視されます。

$ns

(version 2.8.1 から追加)
 小説が掲載されているサイト名を埋め込みます。novel sitename の略です。

$nt

(version 2.8.1 から追加)
 小説種別(短編 or 連載)を埋め込みます。novel type の略です。

完結表示を制御する enable_add_end_to_title が追加されます

 完結済小説のタイトルに (完結) と表示するかを制御出来ます。

 この設定の追加により、デフォルトで (完結) と表示していたものは撤廃され、各自で設定してもらうことになります。

古い話数を削除して変換する cut_old_subtitles が追加されます

 cut_old_subtitles で指定した話数分変換の対象外にすることで、大幅に変換速度を上げたり容量を節約したり出来ます。(カットした分栞が後ろにずれると思うので注意して下さい)

 例えば現在600話ある小説で cut_old_subtitles に 500 を指定した場合、古い500話は変換対象外にされ、最新100話のみ変換されるようになります。もし 600 以上の数字を指定した場合は、常に最新話のみ変換されます。

前書き・後書きの見た目を変更できる author_comment_style が追加されます

内容 SS
css CSSで装飾。今までの奴です。何も設定しなければこれが使われます。 f:id:whiteleaf:20151209214837p:plain:w150
simple シンプルに段落。字下げして文字を小さくしただけなのでデザインが崩れにくいです。CSSで装飾すると不具合がでるKoboAdobe Digital Editionではこちらの使用をおすすめします f:id:whiteleaf:20151209214904p:plain:w150
plain 装飾しない。本文との間に区切り線をいれただけで、本文と同じ文字で表示します。 f:id:whiteleaf:20151209220708p:plain:w150

 一括で変更する場合はコマンドから

narou s default.author_comment_style=simple

 とするか、WEB UIからデフォルト値を設定して下さい。

 version 2.8 から、今まで Kobo だけシンプル表示していた分岐処理を撤廃しました。そのため、CSS表示ではデザインが崩れる端末でご利用の方は、上記のようにデフォルト値を simple か plain に変更をお願いします。

ダイジェスト化時の選択肢を自動で選んでくれる機能が追加されます

 cron やタスクスケジューラ等で自動実行している場合に、ダイジェスト化で止まるのを防止出来ます。

narou s download.choices-of-digest-options=4,1

 のようにカンマ区切りで自動で選択したい項目を順番に設定して下さい。最終的に更新かキャンセルが選択されなかった場合はキャンセル扱いになります。項目は下記の通りです。

  1. このまま更新する
  2. 更新をキャンセル
  3. 更新をキャンセルして小説を凍結する
  4. バックアップを作成する
  5. 最新のあらすじを表示する
  6. 小説ページをブラウザで開く
  7. 保存フォルダを開く

 WEB UI では「環境設定>詳細」にあります。

出力する書籍ファイル名を固定する機能が追加されます

 標準設定では、ファイル名は [作者名] 小説タイトル.epub のようになっていました。滅多にあることではありませんが、この場合作者名やタイトル名を変更されると、全く違うファイル名で出力され、栞が引き継げない等のトラブルがありました。また、Kobo 端末では不正なファイル名と認識される場合もありました。

 convert.filename-to-ncode を有効にすることで、ファイル名を 小説サイトのドメイン_Nコード.epub のように固定出来ます。ドメイン名部分はピリオドが _ に変換されます。(例えば ncode_syosetu_com_n4830bu.mobi のように)

narou s convert.filename-to-ncode=true

 で設定出来ます。WEB UI では「環境設定>一般」にあります。

 注意:最低一度は対象小説が更新されないと、変換してもファイル名は変わりません。

 追記。
 version 2.8.1 で更新しなくても変換できるようになりました。

rawデータや本文データを保存する際に長過ぎるファイル名を一定の長さで端折るようになります

 ファイル名にサブタイトルをそのまま使用していた都合上、恐ろしく長いサブタイトルが存在する小説でエラーが出る場合がありました。それに対応するために50文字までで強制的にファイル名を切るようになります。

 この影響で、update 時にエラーが出る場合があります。その場合はエラーメッセージに指示があるとおり、再度 update をすることで以降は正常に更新することが出来ます。(その際に新着と表示されますが仕様です)

行頭字下げに半角スペースを使っている場合全角スペースに置換するようになります

 大抵のリーダーでは行頭半角スペースは無視されるのでそれへの対応です。

以下の不具合が修正されます

  • 暁の小説で前書き・後書きがあった場合に正常に取得できなくなっていた



いつもの宣伝。

Narou.rb は Kindle Voyage と合わせることでさらに快適に使用することが出来ます! ぜひ導入を!